みなさんこんにちは。
熊本県玉名市の女性歯科医師もいる歯科医院、坂口おとなこども歯科です。
インプラントオーバーデンチャーは、歯を失った人々にとって素晴らしい選択肢です。インプラントと義歯の組み 合わせで、安定性と機能性を提供します。しかし、起こりえる不具合が存在します。本記事では、起こりえる不具 合例と対処法について詳しく説明します。
■インプラントオーバーデンチャーの起こりえる不具合と対処法
①装着感の問題と対処法
装着感の問題は、義歯がきちんとフィットしないことと義歯の形態が原因です。適切なフィッティングと適切な義 歯の形態が重要であり、調整が必要です。定期的なチェックを行い、歯科医師が適切な調整を行うことで、装着 感の問題を解消できます。
②安定性の欠如と対処法
インプラント体と顎骨が結合しない場合や結合が失われてしまった場合は、当然義歯が安定しません。日頃の 歯磨きが十分に出来ていないとインプラント体と顎骨がうまく結合しないことがあります。
③咬合力の低下と対処法 咬合力が低下する原因には、義歯の破損や咬合調整の不備、インプラントと義歯をつなぐ部品の緩みなどが挙 げられます。咬合力を最適化するために、定期的な咬合調整およびチェックが必要です。
④インプラント周囲炎と対処法
インプラント周囲炎は、インプラント周囲の組織が炎症を起こしている状態です。日常的なケアが重要で、適切 な歯磨きとフロスの使用が必要です。腫れたり痛んだり症状が出る前に定期的に歯科医院を受診し、プロフェッ ショナルケアを受けましょう。インプラントオーバーデンチャーのメリットとして、義歯を外して清掃しやすい点があ ります。義歯を外して、インプラントと歯茎の境目をしっかり磨きましょう。
■メンテナンスの重要性
日常的なメンテナンスがインプラントオーバーデンチャーの長寿命化には不可欠です。適切なセルフケアと定期的な歯科医院でのクリーニングとチェックを忘れずに行いましょう。
■まとめ
インプラントオーバーデンチャーはとても素晴らしい治療法です。何か不具合があっても、外せるので対応がと ても容易です。対応期間も固定式(複数歯の場合)と比べると短くなります。日常的なケアと定期的な歯科医院でのチェックを怠らないようにしましょう。歯科医師と良好なコミュニケーションを保ち、問題が発生した際には早期に対処することが大切です。