みなさんこんにちは。
熊本県玉名市の歯科医院、坂口おとなこども歯科です。
お子さまの歯並びや噛み合わせが悪くなる原因の一つに、指しゃぶりがあります。何歳頃までであれば指しゃぶりは許容範囲なのか、ということは保護者の方からもよくご質問をいただく事項です。
本記事では、指しゃぶりは何歳までにやめるべきかについて詳しくお話しします。
■指しゃぶりはいつから始まる?
多くの赤ちゃんは、生後2~3ヶ月すると口のそばにある指や物を無意識に口に入れるようになります。その行動の一つが指しゃぶりです。これらは生理的行動の一種なので、無理にやめさせる必要はありません。
■指しゃぶりをやめる時期の目安
一般的には、3歳頃までに指しゃぶりをやめることが望ましいとされています。3歳を過ぎても指しゃぶりを続けていると、前歯が前方に出たり、歯並びが悪くなったりするリスクが高まります。保護者の方は、3歳を過ぎた頃から徐々に指しゃぶりがよくないことを伝えましょう。例えば「歯並びが悪くなって、可愛くなくなる(かっこ悪くなる)よ。」「お手てのバイ菌がお口に入るよ。」など、こまめに声かけして教えてあげましょう。
■指しゃぶりをやめられない原因
指しゃぶりをやめられない原因はいくつか考えられます。ストレスや不安を感じた時や、就寝時に安心感を得たい時に指しゃぶりを続ける子どもが多い傾向にあります。また、家庭環境や生活習慣が影響することもあります。指しゃぶりを無理にやめさせようとすると逆効果になることもあるため、子どもが安心できる環境を整えることが大切です。例えば、お外で沢山遊ばせる、他のことに気をそらせる、寝るときに手をつないであげる、などです。
■最後に
指しゃぶりは自然な行動ですが、3歳を過ぎても続けると歯並びや噛み合わせに影響を及ぼす可能性がありますが、叱ったり、おこったりしてやめさせるのではなく、本人が理解しやすい言葉で指しゃぶりはよくないことを伝えて、子どもの成長に合わせていきながら、適切な時期に指しゃぶりをやめるサポートをしてあげましょう。もし指しゃぶりがやめられない場合や歯並びに心配がある場合は、当院にお気軽にご相談ください。